家を売らない場合の財産分与の方法と3つの手順をわかりやすく解説します!

日本では近年3組に1組が離婚をすると言われています。

離婚する人たちの中には婚姻期間中にマイホームを購入する方も多く、離婚を期にマイホームを売却せざるを得なくなったケースも非常に多いです。
しかし中には、せっかく手に入れたマイホームを手放したくないという人も少なくはありません。
今回はそんな方のために、家を売らない場合の財産分与の方法を解説していきます。

 

家を財産分与する手順とは?

STEP1土地や建物の所有名義を確認する

まずはマイホームを購入した際に、夫婦どちらの名義で不動産を購入したかを確認しましょう。
夫婦どちらかの名義なのか、もしくは夫婦の共同名義で購入したかを確認しましょう。
確認方法は、法務局で不動産の登記事項証明書を取得することで確認ができます。
その際は、抵当権がどのように設定されているかも確認しておきましょう。

 

STEP2不動産の価値を算出する

不動産の価値を算出するためには、不動産会社に所有している不動産を査定してもらう必要があります。
しかし、仕事や離婚に伴う準備などでまとまった時間が取れない方も多いでしょう。
そんな方には、不動産一括査定サービスのリビンマッチがおすすめです。
リビンマッチは24時間申し込みが可能で、申し込みに必要な情報の入力も最短45秒で完了するので、まとまった時間が取れない方はぜひリビンマッチの利用をおすすめします。
リビンマッチの最大の魅力は、一度の申し込みで最大6社から査定結果が届くので、手間や負担も最小限で所有している不動産の価格を知ることができます。
不動産の価値は、「不動産の市場価格−ローンの残債額」から算出できるので、リビンマッチを利用すればスムーズに不動産の価値を知ることができますよ!

 

STEP3財産分与する

STEP2でローンの残債額よりも不動産の市場価値が上回っている場合は、不動産に価値があることになるので、STEP2で算出した不動産の価値に値する金額は財産分与の対象です。
例えば、リビンマッチで不動産の査定結果が3000万円で、ローン残債額が2500万円の場合、500万円が財産分与の対象です。
財産分与の割合は基本的には折半になるので、この場合250万円ずつを二人で分け合います。

 

家の財産分与はこのようにして行います。
では、ローンの残債額が不動産の市場価格を上回った場合と下回った場合の財産分与はどうなるのでしょうか。

 

ローン残高が市場価格を上回った場合と下回った場合

その場合、先ほども解説した不動産の市場価格が重要になります。

不動産の市場価格がローンの残債額を上回った場合

この場合は先ほど解説したように、不動産の市場価値からローンの残債額を引いた金額を折半します。
財産分与としては、不動産の市場価格からローンの残債額を引いてプラスになる金額と不動産以外の共有資産を合わせた金額を二人で折半します。

 

共有資産とは?

共有資産とは、婚姻期間中に夫婦で築いた財産のことを指します。
夫婦の結婚生活に必要な家具や家財、不動産、車や有価証券、退職金などがあります。
これらの共有資産は、すべて財産分与の対象となるので覚えておきましょう。

 

不動産の市場価値がローンの残債額を下回った場合

不動産の市場価値がローンの残債額を下回った場合は、マイナスになるため財産分与ができません。
この場合、残っているローンの残債額は共有資産などで補います。
それでも足らなかった場合は、銀行に相談して無担保ローンを利用しましょう。

 

では、家を売らなかった場合の財産分与はどうなるのでしょうか。

 

家を売らなかった場合の財産分与の方法とは?

離婚後、家を売らずにどちらかが家に残る場合は婚姻期間中に夫婦で築いた共有資産を財産分与として分配します。
家を売らない場合は、共有資産を折半するほかに、家に住み続ける側が、相手に対して不動産の価値に値する金額の半分の金額を支払うことで財産分与が可能です。
最近でいえば、女優の杏さんは俳優の東出さんと土地建物合わせて2億円の自宅を折半して購入しており、権利も半分ずつ持っていましたが、自宅は売却せずに権利をすべて杏さんが持つことが離婚の条件だったといわれています。
このように不動産の所有名義が家に住み続ける側でローンの債務者も一致している場合は、そのまま家のローンを払い続ければ良いですが、ローンの債務者が出ていく側にある場合はローンの支払いが滞る心配もあるため、住宅ローンの借換えを行うことをおすすめします。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
家を売らない際の財産分与は、不動産の名義の関係などもあり、不動産を売却した際よりもローンの借換えなどの手間がかかることがわかりましたね。
気持ちよくマイホームに住み続けるためにも、まずはリビンマッチを利用して不動産の市場価値を把握しましょう!